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■カモフKa27 ヘリックス救難型
 
 1999年の9月に横須賀にやってきたロシア駆逐艦アドミラル・パンテレイエフの
 ヘリ甲板上で公開されていた機体。もちろん日本国内では駆逐艦と併せて初公開。
 
 カモフ設計局製Ka27ヘリックスはそれまでのKa25ホーモンに代わる海軍用の
 対潜ヘリとして1980年代より現在までロシア/ソビエトなどで使用されている機体。
 カモフお得意の二重反転ローターが最大の特徴である。

 1990年代までは世界は第二次世界大戦以降から続いていた所謂「東西冷戦」の
 時代でロシアの前時代となる旧ソビエトの兵器は全て秘密のベールの向こうだった
 ので、こうして日本の港で一般人が直接ロシアの兵器に触れられる事は非常に
 画期的な出来事だったのだ。

 公開されていたのは救難型であったが、通常考えると対潜駆逐艦にわざわざ
 狭いスペースを割いて救難型を常時搭載しているとも考えにくいので、おそらくは
 今回の友好来日に併せて搭載したものと考えられる。
 
 
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・全体
 二重反転ローター方式ヘリ特有のコンパクトな外見。
 周りの人たちと比べると
・全体(後方から)
 
・ローター部分
 機構が複雑な二重反転ローターの構造がよく見える。
・前脚
 
・テール部分拡大
 
・ホイストクレーン
 ホバリング中のヘリから人や物を吊って上げ下げするモノ。
・操縦席(その1)
 最近のデジタル化されたコクピットを見慣れると、この徹底的な
 アナログさが逆に新鮮だったりする。
・操縦席(その2)
 
・操縦席(その3)
 スティックに手書きされたロシア語が素敵!
・操縦席(その4)
 
・後部キャビン
 外見もコンパクトなら内部もかなりコンパクト。
 実際ミニバンより多少広いかくらいな感じで、大人だと立つと頭がつっかえる。
 正直これで救難活動というのはかなり苦しいのでは?というのが感想。
・後部キャビンの何らかの操作パネル。